フィーリングは１日にしてならず

土日にハッスル（笑）しすぎて月曜からプチブルーになっておりましたｗ
燃え尽きてしまった……もうクロ焦げです！
そして今年何度目かの「台風が来るぞ～～」の声とともに全鉢を部屋に取り込み、こないだつけたばっかりの寒冷紗も取り込みｗ、とうとう最後の牙城であった寝室にも鉢が……orz
鬱蒼とした中にミントやカラミンサの香気が立ち込めています。

…ああもう、ちょんぎりたい！

先日秋の計画をぶつぶつ書きましたが、気候が進んできているので（昼暑いけど、朝晩涼しい！）少し前倒しにすることにします。
第１グループの剪定、今週末やるぞ！

というわけで遅くなってしまいましたが、日曜に日本橋三越カルチャーサロンで受けてきました、「バラ講座」のお話でございます。
百貨店の開店は10時で、私は一応それと同時に入ったつもりなのですが、既にもう扉の前に人だかり、エレベータでうっかり奥に陣取ってしまったら、すっかりサロンへの道の末尾になってしまいｗ、70人ほど収容のサロンに並べられた椅子の、２列目になってしまいましたorz 皆さん早いわね…オホホ
椅子を足すほどの盛況で始まりました講座、もちろん講師はチェルシーガーデンのローズアドバイザー、有島センセイです。私は以前お店でひょっこりと氏に出くわし、緊張してしまって何しゃべったか覚えてないのですがｗその時、「この人、江戸っ子だなあ」と思ったのは覚えています。とにかく話し口がスパッとしていて、時々べらんめえ調が覗くわけです。「大きくなって困るってぇ…そりゃあ、切りゃあいいんですよ」

そんな氏が開口一番、こう有島節でのたまいました。

「そろそろ夏剪定の話を聞こうと思ってお集まりかと思いますけど、
私はそういう夏剪定とか秋剪定とかはしないんです。」

小声で「えええ～…」というリアクションありｗ
そりゃそうですよね。無理もない！私は「出た！」と思ってほくそ笑んでましたがｗ

実は氏はその前日にブログを更新してらっさいまして。
最初の10分ほど力説された内容はそのブログにみぃんな書いてありますwので、ご一読くださいまし。
http://arisima.blog10.fc2.com/blog-entry-1299.html

「私は５月から来年の２月まで、ずっと花を切っていく「エンドレス剪定」 ←ご満悦ｗ
一斉に咲き揃えるとか、コンテストに出すとかじゃあないんなら（一斉に切らないで）いつもどこかで花が咲いている…そういう生活いいじゃあないですか。」

うんうん、そうですねぇ…。素敵ですねぇ…。
でも！今年は剪定やるよ！ (`･ω･´)だってボウボウだし！

そしてやおらセンセイは嬉しそうに（ここ重要）剪定鋏を取り出しました。
「この時期に重要なのは整枝です」
そう言ったとき、センセイの目がキラーーンと光ったのを、この日の聴衆は皆見逃さなかった！
あれよあれよと、バラの枝がちょちょんのちょーーん！と切られていく！
見ていた全員が全力でツッコミたかったであろうその手腕、センセイ、アナタがやっているそれは…剪定ですね！

その日会議室机に並べられていたのは、セシル・ドゥ・ヴォーランジェ、ピース、そして今年氏が特別に入手したウィリアム・アンド・キャサリン。みんなセンセイが「茂ってるでしょう」「根が張ってるでしょう」とご満悦で紹介したあと、ちょちょんのちょーんでした。WandCは１メートル近く育ったものを半分くらいに、ピースなんか樹高40センチくらいまで切り戻され、枝が３本、葉っぱが３枚しか残ってない…それでいいのかと不安になるくらい。でもＨＴは細い枝は容赦なく切り落とすくらいでいいんですって。聴衆からため息がもれます。
でも不思議に、切られた後の株がまた、カッコイイんですよ。
切り方は、フィーリングｗ…と言いながら（バシバシ切りながら）実はちゃんと氏の何かの基準があるのがわかります。その後芽が出て伸びて、花が咲くのをイメージしながら切るとよいそうです。

●ものの本には「５枚葉を２枚つけて切る」とか言うけれど、バラの種類によっては花枝がやたらと長いもの、節間の長いものもある。そういうのをたったの２枚分しか切らなかったら、花は上のほうにしか咲かずどんどん腰の高い樹形になってしまう。もっと深く切り戻して樹形を落ち着かせる。（氏はとにかく鉢の底からてっぺんまでの「スタイル」を気にされていました）
●花数イコール、枝数。切ることによって枝が増えるもの、逆に枝を制限することによって大輪を咲かせるものとがある。そのバラの生態を知るべし。
●アンブリッジ・ローズは細枝を温存すること。ただし混み入っている部分は間引く（私じゃないですよｗ他の人が質問してくれたので便乗ですｗこの分だと、うちのエマも同じだろなぁ）

……つまり、バラとひとことで言ってもその性質はいろいろなので、十把一絡げに「こうしなさい」と決められない。だからどんなふうに伸びて、切られてどう芽が動くのか、日頃からよく観察しなさい、と言われている気がしました。
全部センセイのやったことをそっくり真似て、うちでもあんなふうに全部バシバシ切ったら、大変なことになりそうですｗ
私は有島氏を信奉してるつもりはありませんが、共感するのは「こうでなければいけない、ということはない」「自分流」を発信されているということです。だって日本バラ会とかって怖そうだしｗ
うーん…バラ界のロケンローラー？…じゃないなｗ
でもその自分流を身につけるためには、バラに対する深い見識と、そして何より経験が必要になるでしょう。何でもそうですけど、一朝一夕とはいきません。

その他、最後のほうに肥料と殺菌・殺虫の話。
肥料ですが… 「剪定前にあげるのと後にあげるの、どっちがいいかって……そりゃ、私はわかりません！」
「えええ～～～」w
…というわけで、うちには幸い同じ品種のが２鉢になってるのがあるので、急遽エヴィアンが実験体になってしまいました！ｗエヴィアン５号には肥料をあげましたが、６号のほうはまだおあずけ状態です。うーん拗ねるかな？ｗ
殺菌・殺虫のほうは、彼岸を過ぎる頃になると、うどんこ黒星の予防に努めるべし、コガネベビーに注意！とのことでした。月始か月末か、ひと月に一度決めて粒剤をやると忘れずによいそうです。うちもそろそろです。

その他、しゅみえんで有名な「ピエールのブッシュ仕立て」も見せてもらいました。見事な鉢姿でしたよ。

さて…この太っ腹なバラ講座、無料なのですが、カルチャーサロンでは有料講座も催されます。
９月５日（月）14:00～16:00　大野耕生「バラの愉しみ」3,150円
（有島氏が「このイケメンが…」とご紹介ｗマジかよ　どや顔つきのチラシを渡されましたｗ）
10月15日（土）13:00～15:00　小山内健・有島薫「バラをより綺麗に咲かせる栽培法」3,150円
…真のマダムはこちらを受けられるとよいんではないでしょうかね。でも漫談かもしれません。

無料講座ももちろん引き続き！
９月18日（日）11:00～12:30　恒例バラ講座　カルチャーサロン
10月９日（日）11:00～12:30　恒例バラ講座…だけど、チェルシーガーデンで！

そしてそして昨日更新された？チェルシーガーデンのＨＰには…
＞10月に「開花のイングリッシュローズ」が入荷予定です。
おいおいおい！早咲きの花が見れちゃったりするの、もしかして(;ﾟДﾟ)
…………買…わない…けど！
買わないけどね！ｗ

タグ：ミニバラ イングリッシュ・ローズ

コメント 2

ま、まさに「こまけぇことはい～んだよ」って感じですね(笑)
でもその年の気候によってもバラの状態は変わってくるわけですし、やはりフィーリングと言いつつポイントを押さえているのはさすがMrフレグランスですわっ！！
私もエンドレス剪定に心が傾きかけ・・・ましたけど、やっぱり秋のいい時期にウワーッと咲くバラも見たい！ってことで、やっぱり夏剪定します(笑)
開花のイングリッシュローズ、近くだったらヤバかったです(汗)
そういえばFOI、ヤマ子さんが再登場＆こづが一皮も二皮もむけた感じ＆高橋選手のSPが死ぬほどカッコよかったらしいと、色々素敵な情報が入ってきたのですけど、マジですか～？
by shine (2011-08-31 23:25) 

shineさんも夏剪定しますよね～♪
いやーでもフレ様（←笑）すごいんですよ手際が。いっちにーさんしーみたいなテンポでどんどん切っていくんで、ちっとも初心者の参考にならないの。
でもって「大丈夫！芽は出ますよ！ハハハ」ですからねｗ
秋花ＥＲ、もちろん見てるだけですわっ…ええ…（うぐうぐ）

ＦＯＩのお話ですけど…どこまで詳しく書いてよいのやら？shineさん、日テレ＋はご視聴してますか？うちは東南向きなんでスカパーは見られないのですよorz　いいんだ怪しい記憶だけで…

というわけでちょっとぼかしつつｗ
shineさんのおっさるとおりで、ヤマ子さんはすんばらしいコメディエンヌぶりでした。技術的にもたいへん感心しましたｗ
ゆづもよかったですよ！４Ｓ見せてくれました。昨年よりも体力がついてきて、シニアな滑りになってきたと思います。もちろん上位組は足元がゴージャスでたいへん良かったです。こづも大ちゃんもSPを見ましたが両者クールでダイナミック！めっちゃ気に入りました。試合で早く見たいです！！
それにそれに…ヤマ子じゃなくてｗヤマトも小粋で素敵だったし、タケシホンダの滑りは絶品でした（バッククロスだけでご飯がウマイｗ）し、エヴァンは身のこなしがすごくエレガントになった感じで、めっちゃカッコよかったです。つまりみんな良かったです～～ｗ
それにそれに、スルツカヤが放つオーラが最高でした！ブラヴァーでしたわっ！！ぐわー行数足りないｗ
数々アイスショーがあれど、このショーは特別、と思えます。年々パワーアップしているような。もしご都合が合えばですが、いつか足をお運びくださいな。
by あっこ (2011-09-01 23:00)