フランシス水も滴るいい男 [フランシス・デュブリュイ]
一句できてしまいましたw
昨夜はちっとも予報を見てなかった私が悪いのか、突然のザアザア降り。朝までしつこく降っていたらしく、オハヨーと出て行くとみんなびしょ濡れになっていました。ゴメンネ…
昨日球体になっていたフランの花を振ると、馨しい水が手のひらに(´∀`*)
さてさて、昨日はハイテンションにアリアを歌ってしまいましたがwww
今日はおつついて、新入りさんのレポをいたします。
出会いは先日球根がなかった!ヽ(`Д´)ノとプンスカしていた地元の園芸店でした。
もう秋バラのシーズンですし、各サイトでは「大苗予約はじめました」のノボリがはためいてるわ(ないない)、出会ったら迷わず手に入れるつもりでいましたが、灯台元暗し、地元の園芸店で出会うとは思っていませんでしたwwwもーべっくらしました。
株元をよく見ると細っこいし枝数もないし、どぎつい剪定跡が全くないのでこれは新苗の育成鉢だと思います。でも管理がすごくよかったんです!
普通、ホムセンの売れ残りなんて、売り出しのときのポットに入ったままで、きっと根詰まりしてるであろうかわいそうな状態で1メートルくらい育って、葉もよれよれ、枯れる寸前だったりしますけど、この鉢は7号スリット!ちょっと土を触ってみたらサラっとしたいい土だし、ボロボロな葉などついてませんでした。
聞くと、「つい最近入荷したんですよ」とのこと。なんてタイミング!
むむ…このナーセリーあなどれない!と、ついにはどこの苗か聞いてしまったけど、担当者がさっぱりバラに詳しくなくて(それともボカされた?)断念しましたw
鉢には手書きの紙のタグがささっているだけでしたが(汚い字だったんで捨てましたw)そのつぼみはまさしくフラン。葉はやわらかなオールドタイプで、茎はほっそりとしたティーの姿でした。もう後は迷うことなくレジへ。
そしてそして、「お住まいはどちらですか?配達いたしますので」!!!!
地元バンザイ!!その日の夕方、家まで届けてくれたのでした。
……この店にはしばらく近づかないほうがいいようね……(; -`д´-)
-:-:-:-:-:-:-:-
初めてのオールドローズ。
でもティー系なんで、フロリバンダと同等の扱いでいいんですよね。
剪定跡が2箇所しかない、伸び伸び育てられたらしい樹形で、両側にびよーんと花枝が伸びて、移動するたびに手すりや他の誰かにアタックするので、支柱を立てて固定しちゃいましたw冬剪定までしばらくこのカッコでいてね。
株元をよく見ると、中央の枝が最初の芽継ぎで出た枝で、両サイドに今年のベーサルが2本立っている様子です。まだ一度も剪定されたことのない、やわらかい枝…。
店で見たときは「まあティーローズって繊細ね」としか思ってなかったですが、バルコニーに出して他のヤツラと一緒に置いたとき、他のがゴツすぎて、「この子、細すぎる?」とか思ってしまった…アンブリッジなんか倍くらい太いものw
でもアカオで見たフランはすね毛ボウボウだったし(いやトゲですw)shine先輩がアドバイスくださったとおり、これからゴツメンになるんでしょう。今後の育成が問われます。
さてさて、昨日ひとつのつぼみを「これは明日開く!」と予測し激写していましたが…
今朝、ものの見事に開いていました。
浅いカップですね。
花径はどうにか5センチ。少し小さめです。秋の花だからか、新苗がぎこちなく咲かせた花だからか…
でも香りは強く、雨後のバルコニーがたった2輪のフランの香りに包まれています。
今までバラ園でしかかげなかった、フランの香りをかいでいる……そう思うと微塵も後悔などないのです。
後姿も。この雨水にまたいい香りが移っているんですよねぇ(´∀`*)
……その1時間後。
今日の予想最高気温は26度(;゚Д゚)また夏日か!!!
その恋のかなうとき~誘惑のフランシス・デュブリュイ [フランシス・デュブリュイ]
私は死んでもいいの でもその前に人生の喜びを知りたい
私は欲望の秘薬を飲み 絶えず夢想にかられている
あの運命の誘惑者が心から離れない どこにいてもあの方の姿を想う
私を蔑もうともあなたのお気に召すまま
でも少しでも哀れと思し召すなら 私をお見捨てにならないで
何故あなたと出会ったのでしょう さもなくば私はあなたを知ることもなく
苦しむこともなかったでしょう 伴侶をみつけ貞節な妻に慈母になって
いいえこの心は誰にも委ねません あなたと会うために生まれてきました
神はあなたを私のもとへ遣わされた
私は確信したのです この方だわ!と
あなたは優しい天使?それとも邪悪な誘惑者?
迷いをはらってください 勘違いだと 世間知らずの錯覚だと
私はあなたに運命を委ね あなたをお待ち申し上げます
チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」手紙の場
タチヤーナのアリア「私は死んでもいいの、でもその前に」より
この恋は5月からずうっと続いていた!!
時折、秘薬アカバラコールをシュッシュと吹き付けられていたせいか肥料切れもなく、欲望のベーサルシュートはすくすくと育っていました。
昨日我が家に到着したとき、すでに花がひとつ開いていたのを、暗いからといってちゃんと撮らなかったのを後悔!今日は既に全開して火の玉みたいな姿になっていました。でも私、けっこうこの形好き、いや大好物なんですよねw
まだつぼみが他にもあって、この秋はナーセリーパワーで少しだけ楽しませてくれそうです。
これをあげるにあたってこのウブな恋心のアリアを改めて読みましたけど、まさに若気の至りな歌詞ですなw(この後タチヤーナはこっぴどく失恋しますorz)
というか、よくこんな詩を男のプーシキンが書いたもんだと思ってw詩人の感受性に感心です。